FDAの表示規則に準拠していますか?

FDAの表示規則に準拠していますか?

Cruelty-Free product labeling claims

 

化粧品が市場に出回る前のFDAの承認を受けるために、FDAの定める化粧品表示は必要なくFDAには、化粧品についての承認された記述(製品についての主義や主張を示すもの)の具体的なリストはありません。しかしながら化粧品の表示に適用される要件は存在します。

 

アルコールフリー、薬用化粧品、クルーエルティフリー(動物実験を行わない)、低アレルギー化粧品、オーガニック化粧品といった記述を伴う化粧品をアメリカ国内で販売する際には、これらの主張や表示についての疑問に直面することになるでしょう。そこで、中でも重要な(差し迫った)ものをご紹介します。

 

それでは以下をご覧ください。

化粧品表示における各種主張の記述方法とは?

アルコールフリーの記述

 

消費者の中には、エチルアルコールが皮膚や髪を乾燥させると考え「アルコールフリー」製品を購入する人がいます。

 

長年にわたり、化粧品製造業者は、エチルアルコールを含まない製品を「アルコールフリー」として販売してきました。しかし、この主張は、化粧品表示の成分表からアルコールが含まれているかどうかをチェックする消費者の誤解や混乱を招いてしまう可能性があります。

 

実際 “アルコール類”はそれぞれ皮膚に異なる影響を与えます。そして「アルコールフリー」と表示された化粧品でも、セチル、ステアリル、セテアリル、またはラノリンアルコールなどの他のアルコールが含まれている可能性があります。

 

そして、エチルアルコールがアルコール飲料として不法に消費されるのを防ぐために、変性剤を加えた変性アルコールを使用する必要が生じるかもしれません。

薬用化粧品の記述

 

「薬用化粧品」という用語は、FDAの定める規則の下では意味を持ちません。化粧品業界は、この用語を、医薬品のような利点を有する化粧品を言及するために使用しています。

 

言い換えれば、そのような製品は「薬用化粧品」ではなく、医薬品、化粧品またはその両方であり得るということです。

クルーエルティフリー(動物実験を行わない)の記述

 

化粧品会社の中には、表示を通して「クルーエルティフリー(動物実験を行わない)」を主張し自社製品を宣伝しているものがあります。しかし、これらの企業は、原材料サプライヤーや契約した研究所に、実際の製品や成分の安全性という意味で頼りきっている場合があります。

 

化粧品製造業者は、材料または製品が「現在」、動物でテストされていないという事実についてのみ、このような「クルーエルティフリー(動物実験を行わない)」の主張をしている可能性もあるということです。

低アレルギー性化粧品の記述

 

低アレルギー性化粧品は、他の化粧品よりもアレルギー反応を引き起こしづらいと考えられており、したがって、皮膚が敏感な消費者(また、皮膚が敏感でない消費者でさえも)は、これらの製品がより低刺激で肌に優しいと信じています。

 

FDAでは「低アレルギー性(hypoallergenic)」という用語についての定義が設定されていないため、化粧品製造業者はFDAにその記述の証拠を提出する必要はありません。

オーガニック化粧品の記述

 

FDAには「オーガニック(Organic)」という用語の使用についての規定がありません。しかし、USDA(米国農務省) は、国のオーガニックプログラムを監督しています。

 

そのため、オーガニックの表示が付された化粧品は、オーガニックの主張についてのUSDAが定める規則と、化粧品の表示と安全性に関するFDAの規制に従わなければなりません。

 

化粧品の表示は、消費者に製品の正しい使用方法および警告を通知するだけでなく、その成分、正味量、および製造場所や販売場所といった情報提供も行うので、適切なラベリングは、化粧品またはパーソナルケア製品の市場への導入における重要な要素です。

 

化粧品表示の詳しい要件については、ブログ記事「化粧品の表示が非常に重要である理由とは?」をご覧ください。

 

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