化粧品自主登録プログラム(VCRP)

化粧品自主登録プログラム(VCRP)への登録は各自の判断に委ねられています。FDAの化粧品自主登録プログラムとは、米国市場に流通する化粧品に関わる化粧品製造業者、包装業者、および販売業者が使用する報告システムです。

FDAの化粧品規制には以下の2つのタイプがあります。

(1)化粧品施設の登録
(2)化粧品成分の掲載

化粧品の施設をFDAに登録する

 

化粧品の製造や包装を行う施設については、各施設の所在地ごとに個別のフォームFDA 2511を提出することによって、施設を登録することができます。化粧品施設とは、化粧品が製造および/または包装される施設であり、事業運営のためのオフィスではありません。また、代理店や販売業者は施設を登録することはできません。

 

米国市場に製品を持ち込む前後どちらでも化粧品を登録することができます。FDAの化粧品登録が完了すると、登録した施設宛に登録番号が送付されます。

化粧品の成分をFDAに登録する

 

化粧品の成分をFDAに登録するには、各化粧品成分について、フォームFDA 2512(CPIS-化粧品原材料明細票)を提出する必要があります。 FDAは、各フォームについて化粧品原材料明細票番号を発行します。また、このフォームを使って調合の内容を修正したり、調合そのものの中止をFDAに知らせることもできます。

FDA VCRP化粧品登録の利点

 

化粧品自主登録プログラム(VCRP)は無料で登録できます。これは化粧品製造業者にとってFDAに早期に関与するための機会であり、これを使うことで、調合または表示の問題で米国への輸入や販売に遅れなどの問題が生じる事態を未然に防ぐことができます。

 

化粧品をFDAに登録することで、化粧品に現在使用されている成分、それの使用頻度、市販されている化粧品の種類、それの販売業者、流通業者に関する情報をFDAに提供することができます。

 

この情報は、化粧品成分審査委員会(CIR)のエキスパートパネルが成分の安全性を評価し、成分安全審査の優先順位を決定するのに活用されています。つまりVCRPに参加すれば、このような安全レビュープロセスに貢献することになります。

 

FDAの化粧品登録、VCRP登録、CPIS申告、成分審査などについては、FDAの化粧品規制コンサルタントにお気軽にお問い合わせください。迅速にお返事差し上げます!

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